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結膜結石

結膜結石とは、まぶたをめくった部分の結膜(瞼結膜)の部分において、白色〜黄白色の粒状の病変を認める疾患です。
多くの場合には結膜結石は、結膜の下に存在しており、症状もありません。
しかし、結膜結石が大きくなってくると、表面に結石が露出して目の表面をこするようになるために、痛みを感じることがあります。
 
 
上記の左側の写真においては、上眼瞼をめくった結膜に多数の結膜結石を認めます。ほとんどの結膜結石は結膜内に存在しておりますが、一部の結膜結石は表面に露出しています。
右側の写真は、目の表面の傷を染色する薬(フルオレセイン)で観察を行ったものですが、角膜に多数の線状の傷がついていることが確認されます。瞬きをする度に、結膜結石が目の表面をこすることによって生じた傷です。
 
<治療方法>
無症状の結膜結石については、治療は不要です。
一方で、痛みを伴うような場合には、点眼麻酔を行なった上で、結石を取り除く処置を行います。
 
 

記事監修 眼科医  東 岳志

日本眼科学会認定 眼科専門医

瞼の手術や涙道の治療を行う眼形成外科を専門としています。特に眼瞼下垂手術を得意としており、眼科専門医として眼の機能を第一に考えながら、整容面にも最大限配慮した治療を心がけています。

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