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眼窩脂肪ヘルニア

本来は眼球の奥にあるはずの脂肪組織が、眼の前の方に出てきてしまっている状態です。加齢が原因であることが多いです。黄色の柔らかそうな腫瘤性の病変が、結膜の向こう側に透けて見えます。両側性に眼の耳上側に生じることが多いです。

時間の経過と共に奥から脱出してくる脂肪の量が増えるため、徐々に腫瘤性の病変は大きくなります。腫瘤性病変による違和感がある場合や、見た目が気になるような場合には手術適応となります。

 

治療について

手術により脂肪組織を除去する治療を行います。

点眼麻酔(目薬の麻酔)と結膜下麻酔(白目部分への麻酔)を行なった後に、結膜(白目)の一部を切ることで、脂肪組織を露出させます。眼の奥の空間(眼窩)から脂肪組織を引っ張り出し、適量を切除摘出します。傷口を縫合して終了となります。

上記は手術中の写真ですが、手術前は結膜の向こうに脂肪が透けて見えます。結膜を切開すると、眼の奥の空間(眼窩)から多量の脂肪が出てくるのが分かります。

 

 

記事監修 眼科医  東 岳志

日本眼科学会認定 眼科専門医

瞼の手術や涙道の治療を行う眼形成外科を専門としています。特に眼瞼下垂手術を得意としており、眼科専門医として眼の機能を第一に考えながら、整容面にも最大限配慮した治療を心がけています。

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