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逆さまつ毛(睫毛乱生)

眼瞼やまつ毛の位置の異常としては、逆さまつ毛(睫毛乱生)、眼瞼内反、睫毛内反などの病気があります。
 
 

逆さまつ毛(睫毛乱生)

まつ毛は通常であれば、外側の方向へ生えていますが、内側の方向へ生えてしまうことで眼の表面をこすってしまっている状態です。
眼の表面の傷が軽度であれば、定期的にまつ毛を抜いたり、目薬で眼の表面を潤す治療を行います。眼の表面の傷が高度の場合には手術治療が必要になる場合もあります。
 

眼瞼内反(がんけんないはん)

まぶた全体が内側に反り返ってしまった状態で、まつ毛が常に眼の表面をこするために、眼の表面を障害してしまう状態です。加齢性の変化により、下まぶたに生じることが多いです。下まぶたを外側に向かせるために、症状の程度により、埋没法や皮膚切開法による手術を行います。
 
 
上記の左側の写真では、下まぶたが内側に反り返り、まつ毛が目の表面をこすることにより、角膜が傷ついています。
右側の写真は、指で下まぶたを押し下げて元の位置に戻したところですが、内側に溜まっていた多量の眼脂も一緒に出てきています。手術によって、下まぶたを右側の写真の位置に戻すことが必要となります。
 

睫毛内反(しょうもうないはん)

通常は外側に向いているはずのまつ毛が内側を向いているために、眼の表面をこすり障害してしまう状態です。鼻側に生じることが多いです。乳幼児に多くみられる疾患で、成長と共に自然に改善する例が多いものの、10歳以上でも改善がない場合などでは手術が必要となります。症状の程度により、埋没法や皮膚切開法による行います。
 
 
上記の左側の写真では、右眼の下眼瞼の鼻側(内側)のまつ毛が内側を向いている状態です。右側の写真のように、目の表面の傷を染色する薬(フルオレセイン)で観察を行うと、角膜に多数の細かい傷がついていることが確認されます。
 
 

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