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目薬の正しい使い方

目薬のさし方や保管方法について、よく質問を頂くことが多いので下記にまとまさせて頂きました。よかったらご参考にして下さい。

【正しい点眼方法】

・点眼する時には、点眼瓶の先端がまつ毛やまぶたに触れないようにしましょう。先端が汚れると中身の薬液も汚れてしまい、次回以降使う時に不潔になってしまいます。

・十分に眼を開けられない方は、下眼瞼を引いてあげるとよいです。どうしても点眼が上手くできない場合には、点眼補助具(らくらく点眼®︎)などを使用してみてもいいかもしれません。

・点眼後にまばたきが多いと、涙点(涙が目から鼻に抜けていく通り道)から鼻を通して喉の方に流れていきやすくなります。点眼後に、苦い味を感じたりすることがあるのもこのためです。少しでも多くの薬が眼の表面から吸収されるようにするために、点眼後は数分間眼を閉じたままにしてもらったり、目頭の部分を抑えておくことが有効です。

・点眼後にあふれた薬は清潔なティッシュで拭き取って下さい。この時、ゴシゴシこするようなことはせずに、軽くティッシュに水分を吸収させるような感じにした方がいいです。

 

【複数の目薬を使う場合】

・それぞれの点眼薬の間隔は5分以上空けてください(それぞれの目薬の成分が混ざらないようにするためです)。

・眼軟膏が出ている場合には、他の目薬を使用した後の最後に使用して下さい。先に軟膏を入れてしまうと、その後に目薬をするのが難しくなってしまいます。

 
<冷蔵保存が必要な点眼薬>
・ベストロン点眼(溶解後)
・カタリン点眼(溶解後)、カタリンK(溶解後)
・キサラタン点眼は、開封前は冷蔵庫保存(2-8℃)での保存が必要です。開封後は遮光袋にいれておけば、室温(1-30°)での保存も可能です(冷蔵保存も可能)。
 

【保管方法】

・基本的には、直射日光を避けたなるべく涼しい場所に保管して下さい。遮光用の点眼袋を用いることで、光に不安定な点眼薬でも安定した効果を保つことができます。
・プラスチック製の点眼容器は気体を透過させる性質を持っているので、湿布薬(メントールなどの芳香成分を含んでいる)、油性マジック(有機溶媒を含んでいる)、防虫剤(p-ジクロロベンゼン)などと一緒に保管しないようにして下さい。
 

【使用期限は?】

・多くの点眼薬には、防腐剤(点眼瓶の中で最近の増殖を抑える物質)が入っており、基本的には開封してから1ヶ月は安全に使用することができます。

【コンタクト装用中の点眼は?】

・原則は、ハードコンタクトやソフトコンタクトを外して点眼し、5分以上経過してからコンタクトをつけてください。
・ハードコンタクトやソフトコンタクトをしたまま点眼できる目薬もありますが、詳しくは医師に確認して下さい。
 

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